ぎふのまちでは、主として20代、30代の市民の転出による人口減少が続いており、このままではぎふのまちは発展どころか維持もできなくなります。この様な状況の中、どうすれば誰もが幸せに暮らしていける持続可能なまちを実現できるのでしょうか。同じ目的をもちながら別々に活動している企業や各種団体を結び付けて市民を巻き込み、多くの主体者が互いに感化して、まちづくりを行うことができる環境を創れば、きっと誰もが幸せに暮らしていける持続可能なまちを実現できるはずです。
そのために、企業の主体的なまちづくり活動を促進させると同時に、企業、市民、コミュニティ、各種団体の誰もが普段から関わりのあるぎふのまちの様々な地域特性を活用することで、主体的にまちの未来を描き、行動できる市民の数を増やすことが重要だと考え、当事業に至りました。
共創による未来のまちづくりのアイデアの創出。
企業、NPO 法人、行政、まちづくり団体など各種団体、市民にアンケートを行いました。
市民、企業、各種団体それぞれが抱える課題の抽出。
自身の企業活動や団体活動に対する将来対面するであろう課題を抽出し、6ヶにまとめました。
6ヶの課題
実施内容①で抽出された結果についての課題解決案の抽出。
他の立場の人の課題に対し自身の企業活動や団体活動で解決できる案を抽出した。回答数総計429案から委員会内で30案を選出しました。
まちづくり実行委員会の中止。
計画事業期間:2020年4月11日~2020年8月にメディアコスモスにて開催するまちづくり事業の企画、運営を行うまちづくり実行委員会設置・運営を企画しましたが、コロナウイルス感染症拡大による8月例会中止に伴い中止となりました。
WEB博覧会(10月開催)への企画変更
Web上にて開催する博覧会への企画参加者募集に際してヒアリングシートを用いて企業、各種団体それぞれの目標や自身の活動から解決できる案のヒアリングを行いました。
ヒアリング内容
・ご自身の企業活動に対する将来対面するであろう課題
・ご自身の企業活動に対する将来対面するであろう課題
WEB博覧会コンテンツの企画
共創コミュニケーションアンケートによる30案を参考にして、
企画参加者と希望溢れるまち共創委員会とで協議し具体的な課題解決案の7個をコンテンツとしました。
SDGsde 地方創生ゲームの体験
SDGsde 地方創生ゲームとはグループワークを行い、自分のできないことを自分以外の立場の人で課題解決できる案をもらう。
事前アンケートで回答して頂いた課題に対して、それぞれの立場でできることと、できないことの意見を出し合い他の立場の人のできないことに対して自分が解決できることを話し合って頂く。
共創コミュニケーションで得られる効果
ぎふのまちの課題解決に対して行動するためのきっかけとなります。
SDGsde 地方創生ゲームの経験を活かして、他のグループの課題解決の手法を聞くことで自身の考えにないアイデアに気づいたり更に共創の大切さを感じて頂くことで、ぎふのまちの課題解決に対して行動するためのきっかけに繋げます。
2020年3月10日に政府より公表されました「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の基本方針」に基づき、「共創コミュニケーション」については開催中止とさせて頂きました。しかしながら、共創コミュニケーションは後日開催するまちづくり事業において各コンテンツを作る際の重要な位置づけとなっていました。そこで、できるかぎり多くの皆様のアイデアをもとに事業構築をしていきたいと思い、2020年3月25日(水)~2020年4月10日(金)の期間内で岐阜市内の方にアンケートをご依頼させて頂きました。
その結果、企業関係者から186名、NPO法人、行政、まちづくり団体に関わっている方から89名、市民から127名、計402名と大変多くの方からアンケートの回答を頂くことができました。 お陰様で、貴重なご意見を多数頂くことができました。アンケートの内容は、希望溢れるまち共創委員会で分析し、30案を選出させて頂きました。
アンケート調査にご協力頂きました402名の皆様には多大なるご協力を頂き、誠に感謝申し上げます。有難う御座いました。