まちのWEB博 岐阜2020

公式SNS

まちのWEB博とは?

ぎふのまちでは、主として20代、30代の市民の転出による人口減少が続いており、このままではぎふのまちは発展どころか維持もできなくなります。この様な状況の中、どうすれば誰もが幸せに暮らしていける持続可能なまちを実現できるのでしょうか。同じ目的をもちながら別々に活動している企業や各種団体を結び付けて市民を巻き込み、多くの主体者が互いに感化して、まちづくりを行うことができる環境を創れば、きっと誰もが幸せに暮らしていける持続可能なまちを実現できるはずです。

そのために、企業の主体的なまちづくり活動を促進させると同時に、企業、市民、コミュニティ、各種団体の誰もが普段から関わりのあるぎふのまちの様々な地域特性を活用することで、主体的にまちの未来を描き、行動できる市民の数を増やすことが重要だと考え、当事業に至りました。

事業経緯1

共創コミュニケーションアンケート実施
期間:2020年3月25日~4月10日

共創による未来のまちづくりのアイデアの創出。
企業、NPO 法人、行政、まちづくり団体など各種団体、市民にアンケートを行いました。

※本来開催予定であった事業についてはこちら

実施内容①

市民、企業、各種団体それぞれが抱える課題の抽出。
自身の企業活動や団体活動に対する将来対面するであろう課題を抽出し、6ヶにまとめました。

6ヶの課題

  • 人手不足から来る技術力の持続と雇用確保
  • 技術進歩の対応または、新技術の普及
  • 地域社会における人間関係の構築
  • 子どもの明るい未来のための教育方法
  • 子育て支援
  • 災害時の対応方法

実施内容②

実施内容①で抽出された結果についての課題解決案の抽出。
他の立場の人の課題に対し自身の企業活動や団体活動で解決できる案を抽出した。回答数総計429案から委員会内で30案を選出しました。

結果30案はこちら

事業経緯2

WEB博覧会への企画参加者調査・募集
期間:2020年4月~

まちづくり実行委員会の中止。
計画事業期間:2020年4月11日~2020年8月にメディアコスモスにて開催するまちづくり事業の企画、運営を行うまちづくり実行委員会設置・運営を企画しましたが、コロナウイルス感染症拡大による8月例会中止に伴い中止となりました。

WEB博覧会(10月開催)への企画変更

企画参加者募集

Web上にて開催する博覧会への企画参加者募集に際してヒアリングシートを用いて企業、各種団体それぞれの目標や自身の活動から解決できる案のヒアリングを行いました。

ヒアリング内容

<企業>

・ご自身の企業活動に対する将来対面するであろう課題

EX:
  • 働き手・担い手不足による産業の衰退化
  • 中国など新興国の競争力の激化
  • 人材の質が低下していることによる競争力の低下
  • 人口減少による人手不足
  • 環境規制による対応
  • 技術進歩の対応または、新技術の普及
  • その他(具体的に)
  • ・上記の課題をSDGsゴールナンバーで例えるとしたら、何に該当するのか
  • ・企業としてどういう取り組みをしていきたいか。(しているか。)また、どういうことができると思うか。
  • ・協力していきたいと考えるNPOや各種団体(具体的団体名でなく、こういう活動をしている団体がいい、などでもOK)
<NPO、各種団体>

・ご自身の企業活動に対する将来対面するであろう課題

EX:
  • 地域社会における人間関係の希薄化
  • 貧困格差の拡大
  • いじめの増加
  • 子どもの明るい未来のための教育方法
  • 歴史的建造物の将来における活用方法
  • 災害時の対応方法
  • 子育て支援
  • 情報通信技術の更なる進展
  • その他(具体的に)
  • ・上記の課題をSDGsゴールナンバーで例えるとしたら、何に該当するのか
  • ・NPOとしてどういう取り組みをしていきたいか。(しているか。)また、どういうことができると思うか。
  • ・協力していきたいと考える企業(具体的企業名でなく、こういう活動をしている企業がいい、などでもOK)

WEB博覧会コンテンツの企画

相関図

協力団体・企業一覧(順不同)

共催
岐阜市
参加企業・団体
  • ぎふNPOセンター
  • NPO法人コミュニティサポートスクエア
  • NPO法人歴史文化建造物保存会・トラスト岐阜
  • NPO法人トリニティネット
  • リンエイ株式会社
  • ヨツハシ株式会社
  • 株式会社gups
  • 株式会社デンキトンボ
  • 株式会社エムズミッション
  • 東海移動販売車組合
  • 則武まちづくり協議会
  • 株式会社山田建築事務所
協力企業・団体
  • 達目洞自然の会
  • NPO法人サイエンスものづくり塾エジソンの会
  • 株式会社ドゥメンテックス
  • ヒラタ産業株式会社
  • 株式会社十六銀行
  • 岐阜信用金庫
  • 株式会社みらい
  • 株式会社岐阜フットボールクラブ
  • 国立大学法人岐阜大学 地域科学部 教授 富樫幸一

開催予定であった共創コミュニケーションとは?

実施内容①

SDGsde 地方創生ゲームの体験

SDGsde 地方創生ゲームとは

実施内容②

グループワークを行い、自分のできないことを自分以外の立場の人で課題解決できる案をもらう。
事前アンケートで回答して頂いた課題に対して、それぞれの立場でできることと、できないことの意見を出し合い他の立場の人のできないことに対して自分が解決できることを話し合って頂く。

共創コミュニケーションで得られる効果

ぎふのまちの課題解決に対して行動するためのきっかけとなります。

SDGsde 地方創生ゲームの経験を活かして、他のグループの課題解決の手法を聞くことで自身の考えにないアイデアに気づいたり更に共創の大切さを感じて頂くことで、ぎふのまちの課題解決に対して行動するためのきっかけに繋げます。

共創コミュニケーションアンケート

人手不足から来る技術力の持続と雇用確保
  • NPO法人などまちづくり団体を企業ビジネスマッチングと連携することで、社会と経済を活性化させる。
  • 企業とママを繋ぐ架け橋となり、女性の働く環境を支援する存在を作ることで、女性の社会進出を促進させる。
  • 気軽に職探しアプリを開発することができる。今日だけ働きたい、働いてほしいを年齢、性別、業種を問わずマッチングすることで、個人に合った働き方を推進する。
  • 海外の技能実習生を雇用し技術者の育成と育成のノウハウを構築していく。
  • テレワークを駆使して、全国、全世界から人材を確保できる環境を作る。
技術進歩の対応または、新技術の普及
  • 岐阜市のまちに対するイメージと直結する動画やVR、プロジェクションマッピングを使って、岐阜市に思い入れを持って頂く。
  • 先進技術を開発する企業を誘致する活動を行う。
  • 実際に新技術を体験してもらう機会や他市町の事例を学ぶ勉強会を開催する。
  • AIにより人手不足を解消できるよう、経済人にもIT教育を行う。
  • 先進IoT事業の導入実例をまとめた展示会を開催する。
地域社会における人間関係の構築
  • 岐阜市や岐阜市近郊でキッチンカーの出店情報を共有できるサイトを作ることで、飲食業のケータリングサービスを促進する。
  • 岐阜駅北の古い建造物に大きな絵を描いて、1つの名所を作成し、商用スペースを拡張することで、まちに賑やかしを呼び、経済循環を促進させる。
  • 自治会の発展や災害時の市民の行動に役立つ情報を回覧板ではなくWebで見れるようにして、地域住民の連携を強める。
  • 市町村からの新型コロナウイルス感染症の情報提供を頂き、ラジオ局を使って市民県民に最新情報とともに正しい情報をお届けすることができます。子ども食堂や放課後児童クラブなども併設し、高齢者や認知症の方々、障害を持った方々と接し、互いにいい影響をもたらす場所として活用する。
子どもの明るい未来のための教育方法
  • 小学生~中学生~高校生までに段階的に行われる就業体験の提供。
  • 少子化でママ友が少なかったり、核家族化で頼れる子育て経験者が近くにいないなど、孤立する子育て環境が問題の中で、コミュニティを作成して、専門職として助言を行う。
  • 地域の仕事がもっている社会的責任についての教育機会の提供。
  • 地域の伝統や文化の継承、自然体験や生活体験活動を通して、自己肯定を高め、子どもたち一人ひとりがそれぞれの能力を発揮できる保育や教育を進める。
  • 組織単位で、家族が働いている会社に招待してイベントを実施する。子供たちが、父親母親の職場(ひいては地元企業)に対する理解することができ、家族間で共通の話題も増え、地元で働くことに対する意欲に繋がる。
子育て支援
  • ママ休息日を作ることで、家族団欒の時間と産後クライシスの緩和に繋げる。
  • 貧困の連鎖防止の子どもの学習支援・親の虐待防止事業。
  • まちの中にある空き家や空き店舗を利用して、子どもたちに本の読み聞かせをする活動を行う。
  • 子育て終わった人が、子育て経験を生かし、スポーツなどを通じて各年代で必要であろう知識や経験の提供。
  • 子育て支援に関する新しい制度だけではなく、既存の制度に関する情報発信の強化。
災害時の対応方法
  • 企業からの物資や技術の支援が入り、災害支援に慣れたNPOが現地に行き活動できる災害支援ネットワークを構築することで、持続可能な企業活動が実現できる。
  • 建築会社のショールームを利用して、近隣住民を集客して、住まいの災害対策や、災害時の対応についての教室を開催する。
  • BCPのレクチャーと実例紹介の情報共有。
  • 各企業による災害時における必要な資材の確保計画の立案。
  • 県や市、地域コミュニティとの災害協定の締結。

 2020年3月10日に政府より公表されました「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の基本方針」に基づき、「共創コミュニケーション」については開催中止とさせて頂きました。しかしながら、共創コミュニケーションは後日開催するまちづくり事業において各コンテンツを作る際の重要な位置づけとなっていました。そこで、できるかぎり多くの皆様のアイデアをもとに事業構築をしていきたいと思い、2020年3月25日(水)~2020年4月10日(金)の期間内で岐阜市内の方にアンケートをご依頼させて頂きました。

その結果、企業関係者から186名、NPO法人、行政、まちづくり団体に関わっている方から89名、市民から127名、計402名と大変多くの方からアンケートの回答を頂くことができました。 お陰様で、貴重なご意見を多数頂くことができました。アンケートの内容は、希望溢れるまち共創委員会で分析し、30案を選出させて頂きました。
アンケート調査にご協力頂きました402名の皆様には多大なるご協力を頂き、誠に感謝申し上げます。有難う御座いました。

© 2020 まちのWEB博 岐阜2020
keyboard_arrow_up